「GoodAndNew(グッドアンドニュー)」を2年半続けてみてわかった事

ノウハウ
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社内でGoodAndNew(Good&New、グッドアンドニュー)をするようになり、2年半が過ぎました。
続ける中で感じた事や続いたポイント、続ける中で起きた問題などを書き綴ってみたいと思います。

良い取り組みになったと思っています!

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GoodAndNewとは

公式のやり方があるわけではないですが、過去24時間にあった「良かったこと」や「新しいこと」を発表するものです。
クッシュボールをバトン代わりに全員が発表を行います。

アメリカの教育学者であったピーター・クライン氏発案のゲームで、リフレーミングと呼ばれる、物事を多角的に解釈するクセをつける事が一つの目的です。
荒廃した学校で取り入れたところ、生徒たちの意識に変化し、学校の状況が改善したという実例もあるそうです(具体的な名前がでてこないので実例としては少々弱いのですが)。

こんなことがよかった

  • GoodAndNew用の話題を考えるのが日常になった=良い事、新しい事を考える事が習慣になった。
  • クッシュボールを回す順番は自由なので、ボールを回すこと自体がコミュニケーションツールになった。
    誰に当たるかわからないドキドキ。時にはフェイントなどが良い刺激に。
  • 業務上の関わりが少ない人の事を知れるチャンス。
    どういう事が好きで、普段どういった事をしてるのかが知れるようになりました。

コレだから続いたと思う

  • 始めるにあたり上司に事前に確認をとりました。
    当然ですが大事な事。当時の某上司のニーズに合わせた提案だったのですんなりOKがもらえました。
    その後、朝9時からの恒例イベントとなりました。
    初めてから10ヶ月ほどのところで自身が中期の出張に出る機会がありましたが、途中からは僕の手を離れたので不在中もGoodAndNewは続行、2年半経った今に至ります。
  • 自己解釈ですが、GoodAndNewにおいて押し付けはできるだけ避けたほうが良いと考えています。
    「ネットの記事の紹介」でもいいですし「話してみたらBad寄りだった話」とか「Goodな事がなかった」でもOKにしました。
    やり始めた時「良い事はありません」といわれた時はちょっとショックでしたが、ここが耐えどころと思って特に言及せず。
  • やるやらないは柔軟に対応。
    基本的に全員参加ですが、無理にやることでもないので、周りの業務状況に合わせて参加不参加は任意で判断できるようになりました。

こんな問題がでてきた

長く続けるうち、人数が多くなるほど時間を使ってしまう問題がでてきました。
事務所の人数が10人未満の頃は良かったですが、これが20人近くになってくると話は別。
朝の業務連絡が5分で終わったとして、仮に20名が1分づつ話したら20分。

実際は全体で30分くらいかかる事がありました。
最近になりこの問題がでてきたのでやり方を少し変更する事にしました。

問題の解決

時間が長くかかりすぎる問題に対し、以下のような案が挙がりました。

  • 絶対的な時間制限をつける
    ⇒発表する人に偏りがでる危険性がある
  • いっそやめてしまう
    ⇒続けた方がよい
  • 2グループに分けてそれぞれでGoodAndNewをする
    ⇒事務所の広さを考えると
  • 一人当たりの持ち時間を減らす
    ⇒時間に強い縛りがでてしまう。

などなど意見が出た末に、勤め先では「2グループに分けて、日替わりでそれぞれの班が発表する」事にしました。
持ち時間については、30秒~1分程度になるよう意識する程度にとどまりました。

誰がどっちのグループなのかわからなくなることがスタート時にありましたが、壁に班分けを張り出すことで対応。
新ルールは概ね順調に動いてるように思います。

まとめ

当初は社内の雰囲気を良くできたらと思い始めたGoodAndNew、これ自身の効果のほどは示しにくいですが社内の雰囲気は良くなりました。

コミュニケーションツール的な効果も出ているGoodAndNewは、今後も特別な事がなければ続いていくであろうと思えるほどに定着化しました。
人数規模による問題も出てくることがありましたが、ルールの見直しを行うことで解決ができます。

約2年半、本当に続けられて良かったと思っています。

あなたの会社でも始めてみてはどうでしょうか。

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