この記事は月刊少年ガンガン2022年3月号に掲載の「黄泉のツガイ」の第3話「デラとハナ」を読んで面白かったなーと書いてる記事です。1話についてはこちら。
基本的に考察ではなく「荒川先生サイコー!」と呟く記事となります。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
各話タイトルも組になってるんですね
とりあえず3話までで各話タイトルが組になってるのが明確になりました。
1話 アサとユル
2話 右と左
3話 デラとハナ
って感じ。
地味に嬉しい仕掛けです。
期待通り現代の世界へ
ざっくり書くとユルが現代の世界・言葉に狼狽える回でしたね。
大きな話の展開はないですが、田寺家と影森家という二つの家、結界の強さ、唐突な偽装結婚、新しいツガイの登場、と色々今後の展開につながりそうな動きが色々あった3話でした。
あまり細かく書くのもアレなのでこれくらいにしておきます。
3話の見どころ「ガブちゃんさん」
勝手に妄想したガブちゃん=ガブリエル説は完全に妄想のまま終了となりそうです。
番小者ってなんぞ
そういえば「番小者(ツガイコモノ)」についてすっかりスルーしてました
デラさんとハナちゃんがやってる「番小者」ってなんだろうと思ってぐぐってみたのですが、完全に合致するキーワードは見つけられず。
分解してみた時に「小者」という言葉には丁稚、小僧、下男など身分の低い奉公人という意味があり、二つが合わさって組になる意味を持つ番(ツガイ)と組み合わせた造語、といったところでしょうか。
話の流れ的に、デラとハナは左右様に仕える従者のペアってことなんでしょうね。
ジンさん
新キャラとしてジンさん(影森さん)が登場しました。メガネですよメガネ。
ハガレンならヒューズさん、銀の匙なら主人公の八軒などが印象的ですが、また違うタイプのキャラですね。
ツガイ持ちで、敵対する田寺家にイラつく様子をみせてることから影森家としてはそれなりの立場の人間って感じでしょうか。
ただ、このタイミングで現場に出てきていますし、会話中で「おやっさん」へ報告をする話がありますので当主は他にいそうですね。
ツガイはチョウチンアンコウモチーフ。大小の二匹で1ペアの模様。
徹底した閉鎖された村での知識量が徹底されてて良き
東村(ユル達の村)は結界にて完全に現世から隔離されており、行商であるデラさんも情報を持ち込まないように徹底していることが伺えます。
(薬などは現代のものを再梱包して持ち込んでそうな気もしますが・・・)
ただ、そこまでして情報を隠匿していた田寺家の意図が気になるところでもあります。
とはいえ、完全にバレてしまった今となってはデラさんも全く隠す様子なく説明をしていますね。
会話の端々にでてくる外来語がわからず、困惑するユルとそれを説明する様子は設定の徹底ぶりが伺えてなんとも良い感じです。
次回は現代の日常に溶け込もうとするユルが軸に話が進むんでしょうかね。
また次回が楽しみです。
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